インフルエンザ予防接種に関するトラブル

(インフルエンザ予防接種に関するトラブル)

「(子供は)2回打ちだなんて知らなかった。」、「予防接種をしてもインフルエンザに感染することがあるなんて知らなかった。知っていれば、接種しなかったのに。」、「予防接種をしても、感染予防のために手洗いが必要だなんて知らなかった。」、「予防接種後、他院で聞いたのですが、風邪をひいているときに打ってはいけなかったのではないですか?」等、接種後のトラブルが毎年あります。

 

(予防接種に関するコミュニケーションの難しさ)

① 保険診療に関しては、ほぼ全患者さまと私の前提が共有されていると感じております。保険診療の詳しい仕組みは知らなくても、保険証を提示して診療を受ければ、医療費総額の3割だけを診療所窓口で支払えばいい、という知識は共有されているからです。この点に関して、詳しい説明を求められたことはありません。

② しかし、予防接種に関しては、患者さまにより、前提となる知識が異なっている場合があり、困惑することがあります。患者さまの理解の枠組み ・ 患者さまの前提を探り当てることが難しい場合があります。例えば、上記冒頭の事例の他にも 「インフルエンザの毒を身体に入れて、どうして病気が予防できるんですか?」、「ワクチンは全て効かないと聞いたのですが、インフルエンザワクチンは効くのでしょうか?」 などというご質問を受けることがあります。このようなとき、「患者さまは、予防接種に関して、どのような知識が前提となっているのだろうか? 」「どのようなロジックで、そのような推測をするのだろうか?」と、私は困惑いたします。前提となっている知識がどのようなものであり、どこから得た情報であるのか? と確認することがあります。私の不勉強が一因であると思いますが、患者さまのおっしゃることが理解できないことがあり、「接種にはメリットもデメリットもございますから、ご自宅でお考えいただけないでしょうか。」とお答えするしかない場合があります。実際、インフルエンザ予防接種にはメリットもデメリットもあり、私自身は、それぞれの意見は尊重されてよいと考えております。当院でも、(職員なので接種費用を免除しておりますが)ほぼ全ての職員が接種を希望するものの、接種を希望しない職員もいます。接種を希望しない職員に対して、私は接種を強要することはありません。

 

(結語)

厚生労働省のサイトには、インフルエンザに関するFAQがあります。専門用語が多用されている訳ではございませんので、ご不明点がございましたら、先ずサイトをご確認ください。KWを入れればサイト内検索(カスタム検索)もできます。私自身も確認しています。

よくお調べになった結果、万一、当院でインフルエンザ予防接種をご希望される場合には、当該ページをお読みになり、来院時には接種の意思表示を明示ください。よくお調べになっても、やはり、診療所でのインフルエンザ予防接種に関する詳細な説明が必要な場合には、他院での接種もご検討ください。