鼻の癌

また花粉症の季節がやってきました。鼻のかみ過ぎで鼻が痛くなり、くしゃみ連発、仕事中にツツーっと壊れた蛇口のように鼻水がしたたれ落ちる、つらい症状。耳がかゆくなり、のどもイガイガ。連日、鼻血に悩まされ、鼻づまりから睡眠不足になる人も多い。喘息もちの方は症状が悪化し、気管の慢性炎症を繰り返し、気管壁肥厚から気道狭窄。花粉症からスギ花粉皮膚炎が悪化し、眼・顔・首を掻きむしる。皮膚のバリア機能が破綻した部分から、アレルゲン感作が更に亢進する。とにかく身体中が悩ましい。それに加え、労働生産性が低下し、職場や家族に迷惑をかけてしまうことになる この季節。しかし、花粉症だけだと思い込んでいるあなた! 花粉症に併発する病気をご存知ですか?

花粉症の症状にまぎれ、鼻の癌を併発していることがあります。だから、花粉症は耳鼻咽喉科をおすすめします。当院であれば、初診時に鼻腔内を診察し、鼻の癌があるか否かを確認します。鼻の癌の有無も確認しないで薬を処方するような、いい加減なことはいたしません。ご安心下さい。

勿論、鼻腔内を診察しないために、鼻の癌はおろか、鼻中隔彎曲にすら気がつかない状態で、ひたすら薬(しかも点鼻薬までも!)を処方しつづける先生に受診を継続されても構いません。

花粉症であれば、どういった診療科を受診すべきなのか、じっくり考えることも重要かもしれません。しかし、生き残れるかどうかということを含め、最終的には、皆様の人生ですから、受診すべき診療科のご判断は、皆様にお任せをします。