舌先三寸、言うだけ番長ってなに? 「小児滲出性中耳炎治療は難しい」

当院では、中耳炎(急性・滲出性ともに)治療に抗生剤を使うことがあります。
他科の先生が、当院の処方を見て「抗生剤は耐性菌を誘発するリスクがある」と患者さまに説明することがあるようです。
確かに、「抗生剤は耐性菌を誘発するリスクがある」というのは真実です。では、その先生ご自身であったら、どのような治療をなされるのでしょうか?

 

(まとめ)
中耳炎治療を含めて、他科の先生が、当院の処方を批判する場合があるようです。
他科の領域にまでご見識がある高名な名医ですから、当該医師に中耳炎が治癒に至るまで治療を任せれば安心です。まさか舌先三寸、言うだけ番長ということはないでしょうから、「治らなければ耳鼻科へ」などというセリフは使わず、中耳炎が治癒に至るまで、しっかりと治療していただけると思いますよ。もっとも、鼓膜所見に耳垢を取る必要がある場合がありますけどね。

 

(独り言)

耳垢一つ満足に取れない者が、当院の耳科治療をよく批判できるよなぁって感心してますよ。点鼻薬に関してもそう。鼻腔内の診察もしたことない者が、当院の点鼻薬についてよく批判できるよな。口を開けば他人の批判だなんて、典型的な老害でしょ。それとも、当院が小児に対して格安予防接種をやっているので、いじめたい理由でもあるのかなぁ?

■ 他人の処方に因縁つけるなら、「耳鼻科へ行け」なんて今後一切言わずに、そっちで勝手に完結してほしいね。ヘルスリテラシーのない方が、おかしなことを吹き込まれている状態なので、貴殿からの紹介は迷惑なんですよ。あと、先生ね、命令口調で電話してくるのやめてもらえませんか?私はあなたの下請けじゃないし、そもそも、私はあなたから命令を受ける立場にない。

■ 余談;

子供の耳垢取りは、極めて難しい】 中耳炎有無の確認には、耳垢を取る必要があることがあります。

 

「子供の耳垢を取るだけなのに、タオルでグルグル巻きにさせられた。」「子供の耳垢を取るだけなのに、3人の大人に5分間もがっちり押さえつけられた。」

 

他院耳鼻科の苦情を、当院で話す保護者の方がいます。耳垢を取るだけなのに、子供にそんな仕打ちをするなんて!そういうお気持ちはわかります。しかし、そうした感情が生じるのは「たかだか耳垢を取るだけなのに = 耳垢取りは簡単」という考えが根底にあるのではないかと思います。(因みに、率直に前医の様子を語っていただけるのは、診断・投薬の一助となることもあるので、それ自体はありがたいことだと思っております)

 

弓道をやったことがあるでしょうか?

矢を射て的にあてる武道です。武芸者が日々鍛錬を積み重ねていても、的の中心にあてることは極めて困難です。的が動いていたらどうでしょうか?

矢を射て的の中心にあてることは、絶対にできません。

 

保護者さまにお願いしたいのは、子供の耳垢を取ってくれというのであれば、1ミリも動かないように(そのような心持で)しっかりお子さんを押さえて欲しいということです。(妊娠中の方であれば、職員が代わります)

小児科受診の時と同じような、いい加減で大雑把な押さえ方をしていたら、耳垢は絶対に取れません。少なくとも、私はできません。

 

(まとめ)

耳鼻咽喉科は、非常に微細な領域を扱う専門領域です。しかもターゲットになるのは、表層ではなく、身体深部です。(しかも咽頭・喉頭であれば、体動に加えて、ターゲットが嚥下反射によって動く状態です)個々人の医師の力量の問題ではなく、耳鼻咽喉科診療そのものが、高度で微細な作業を要するということです。

子供の耳垢取りは、極めて難しいこの前提が共有できないのであれば、お子さんの耳鼻咽喉科受診はやめた方がいい、少なくとも当院には来てほしくない医療事故を起こして、お互いが不幸になるのは避けたいです。

【 因みに、前院長は小児の診察を得意としていたようですが、現院長は得意ではなく、子供の耳垢除去が苦手です。】