インフルワクチン不足 県「新たな接種希望者へのワクチンなし」

インフルワクチン不足 県「新たな接種希望者へのワクチンなし」

 

新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されるインフルエンザについて22日、県は「新たな接種希望者に供給するワクチンは無い」ことを明らかにしました。

 

*県議会厚生環境委員会で県厚生部 石黒雄一部長「県内に、新たな接種希望者に対して接種できるワクチンはない」

石黒厚生部長は、このように述べ、新型コロナの影響による危機意識の高まりや小学生以下を対象としたインフルエンザの予防接種費用の助成などにより、希望者が多くなったことが不足を招いたとしています。

このワクチン不足に、街のクリニックも困惑しています。

*ミワ内科クリニック 三羽邦久院長「今年は10月の後半から予約がたくさん入り、11月でほとんどワクチンがなくなった。12月以降の希望者は断っている。問屋に何度も追加注文しているが入る見込みがないと断られている。(クリニックには)ワクチンがもうない」

このクリニックでは、例年よりワクチンの数を15%増やしましたが、それ以上に希望者が増えているといいます。

ワクチン不足の中、県内のインフルエンザの感染報告は21日時点で2件と少なく、県は新型コロナの感染対策はインフルエンザの感染予防にも役立っており、引き続き感染症予防を徹底した生活様式を続けてほしいと呼びかけています。

 

富山テレビ放送

 

最終更新:12/22(火) 18:47