米インフルエンザ患者急増、入院者10年ぶり最多=CDC

米インフルエンザ患者急増、入院者10年ぶり最多=CDC

 

 

 [ワシントン 5日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は5日、米国内でインフルエンザ患者が急増し、入院者は同時期としては過去10年で最多に達しているとして警戒を呼びかけた。

 

 また、これまでに子ども14人がインフルエンザで死亡していると明らかにした。

 

 CDCの推計によると、今年はこれまでにインフルエンザ患者数は少なくとも870万人、入院者は7万8000人、死者は4500人。

 

 ワレンスキー氏は感染者および入院者数の増加の要因として、インフルエンザの流行が例年より早く始まったことや、感染のリスクが高い65歳以上や子ども、妊婦らのワクチン接種率が前年同期より低いことを指摘した。

 

 インフルエンザのほか、RSウイルスによる呼吸器感染症や新型コロナウイルス感染症の患者によって、米国の医療システムが引き続き圧迫されていると指摘した。