ヒャダイン、顔が激変! 原因疑われる「黄砂アレルギー」は「誰にでも起きる可能性がある」医師に聞く症状と対策

ヒャダイン、顔が激変! 原因疑われる「黄砂アレルギー」は「誰にでも起きる可能性がある」医師に聞く症状と対策

 

 

《おはようございます。連日(多分黄砂の)アレルギーで 肌の調子悪いのですが、朝起きて鏡見たら知らない人でした。これは眼科?皮膚科?》

 

【写真あり】顔が激変したヒャダイン

 

 音楽クリエイターのヒャダイン(43)が、アレルギー症状でパンパンに腫れた顔をSNSにアップし、反響を呼んだのは、4月22日のこと。自身のXには、冒頭のようにつづっている。

 

 ファンも驚くほどまぶたは腫れて、顔の輪郭すら変わった印象のヒャダインだが、同日、Xには、皮膚科と眼科をハシゴし、“何かしらのアレルギー”と診断されたともつづっている。

 

「ヒャダインさん自身の分析では『黄砂アレルギー』だと語っています。4月26日午前、東京でも黄砂が確認されており、日本の広い範囲に黄砂が飛来するようです」(週刊誌記者)

 

 医療法人社団五良会理事長の五藤良将医師に、黄砂アレルギーについて聞いた。

 

「黄砂アレルギーは、春におもに東アジアで発生する現象で、中国大陸からの強風により、砂塵が運ばれてきます。この砂塵には土壌の成分だけでなく、工業汚染物質、花粉、カビの胞子などが含まれており、これらの異物がアレルゲンとなって、アレルギー反応を引き起こすことがあります。花粉症と重なり、かなり重いアレルギー症状が出る人も多く、顔のなかでもよくに目のまわりや皮膚が薄い部分では、この反応が顕著に現れるため、腫れが目立ちやすくなります」

 

 黄砂アレルギーの症状には個人差が大きく、環境によっても反応の程度が異なる。

 

「対策としては、外出時にマスクやメガネを着用すること、外出から帰宅した際は顔や手を洗うこと。室内の空気を清潔に保つ必要があります。重症化した場合は、医療機関での適切な治療を受けてほしいです」

 

 また、都内の眼科「ルクスアイクリニック代々木上原」の院長は、これまで黄砂アレルギーがなかった人も注意が必要だと話す。

 

「アレルギーは、誰にでも起きる可能性があります。いままで黄砂アレルギーはないという方でも、黄砂に暴露(触れること)され続けることで、突然、アレルギーが出る場合もあります。症状が出たら、早めに医療機関を受診し、治療をおこなうことです。治療は、目に関しては抗アレルギーやステロイドの点眼、まぶたのむくみに対してはステロイドの軟膏などを使用し、アレルギー薬の内服を程度によっては追加します」

 

 アレルギー症状が出た場合に、注意すべきこともある。

 

「かゆくてかいてしまうと、それが刺激になって炎症が進行する悪循環に陥るので、かかないことが大切です。炎症が強まると、ケモーシス(結膜浮腫)が生じて白目がブヨブヨになったり、まぶたまで炎症が波及すると眼瞼浮腫も生じて、まぶたが非常に腫れたりしてしまいます」

 

 この週末は黄砂対策を万全に!