京都大学医学研究科の准教授が超難関の剣道8段に 合格率は0・4%「剣道も生活習慣の一部」

京都大学医学研究科の准教授が超難関の剣道8段に 合格率は0・4%「剣道も生活習慣の一部」

 

 

 京都府剣道連盟の藤原広臨さん(51)=京都右武館=が、11月21日に日本武道館(東京)で行われた剣道8段審査会に臨み、見事に合格しました。

 

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 全日本剣道連盟の8段審査は超狭き門です。その日は全国から集まった928人が受審し、合格したのはわずかに4人。合格率は0・4%でした。

 

 藤原さんは小学1年から剣道を始めました。防衛医科大を卒業し、8年間ほどのブランクはありましたがずっと竹刀を手にしてきました。京都に移り住んで京都右武館に入会。5年ほど前から8段を目指し、稽古を積んできました。

 

 審査会では「先生方に習ったことは出せました。たとえ不合格でも納得できる内容でした」と言います。合格して「うれしいとともに大きな責任もあり、身の引き締まる思いです」と語りました。

 

 現在は京都大学大学院医学研究科准教授として、生活習慣全般とメンタルヘルスや脳との関係を研究しています。「剣道も生活習慣の一部です。心や健康に良い影響をおよぼす可能性があると思い、ライフワークとして実践しています」と話しました。